老化引き起こす物質を特定

血液中に老化促進物質を発見したそうです。実用化までにはまだまだ遠い道のりがありそうですが、将来的には老化が無くなるのかもしれません。現在のアンチエイジングは食事、生活習慣、精神的などのことを指していましたが、将来は本当の意味でアンチエイジングのサプリメントなどが販売されるのかもしれません。

ただアンチエイジングのサプリメントや薬が出る前に老化の原因となる「Wntシグナル」は何故存在するのかということを解明して頂きたいものです。

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加齢によって血液中で増加し、老化を促進する物質をマウスの実験で特定したと、大阪大の小室一成教授らの研究グループが8日、発表した。老化に伴って発症する心不全や動脈硬化など、多くの病気の予防や治療につながることが期待できるという。千葉大や北海道大、英米の大学との共同研究の成果で、論文は米科学誌セルに掲載された。

小室教授らによると、この物質は「C1q」と呼ばれるたんぱく質。実験の結果、高齢マウスや心不全のマウスの血液中で増加し、細胞で起きる「Wntシグナル」と呼ばれる現象を活性化していることが分かった。

このシグナルの過不足が、がんや骨粗しょう症、心不全など多くの病気の発症に関与することは以前から知られていた。C1qによるシグナルの活性化を抑制すれば、老化の防止や、老化に伴う多くの病気を予防できる可能性がある。

適度なシグナルは体の維持に重要な働きをしており、小室教授は「C1qによるWntシグナルの活性化だけを抑える薬を開発するのが理想」と話している。

引用:時事ドットコム(2012/06/09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012060900041