美肌効果を科学的に検証

美人の湯で有名な龍神温泉が本当に美人になる根拠があるか科学的に検証するという記事です。

美人の根拠とは美肌効果ということらしいですが、自信があるのでしょうか。観光客が減ってきた中でのアイディアというところがなんとも正直です。美肌効果は無くはないでしょうからPRの仕方が重要になってくると思います。余計なお世話ですが、イメージ戦略だけでなくサービスを充実させないと、このソーシャルのご時世、逆効果になる場合があると思います。

ちなみに本当の温泉の効能は飲むところにあり、入浴で得られる効果は精神的なものが大きいと聞きます。

個人的な感想としては、こういった「信じるか信じないかはあなた次第」ネタは科学的でない方が面白いと思うのですが。。。

日本三美人の湯で知られる龍神温泉(田辺市龍神村)の「美肌(スキンケア)効果」を科学的に検証するため、龍神村の龍神観光協会は、入浴剤製造販売大手のバスクリン(東京都)、県立医科大学(和歌山市)と共同研究を始めた。来年3月までにデータを解析し、報告書を作成する。龍神観光協会の龍神享一会長は「日本三美人の湯として科学的なお墨付きが頂ければありがたい。PRにもつながる」と期待を寄せる。

龍神温泉は島根県の「湯の川温泉」、群馬県の「川中温泉」とともに日本三美人の湯として知られる。

しかし龍神温泉では近年、観光客の入り込み状況が厳しい。そのため「美人の湯」として科学的データを発信し、女性客の掘り起こしを狙う。 すでにバスクリンつくば研究所(茨城県つくば市)に龍神村の龍神温泉元湯の源泉を発送し、保湿性などを調べており、今月から12月にかけては龍神温泉の入浴が皮膚に与える効果を探る。

バスクリンつくば研究所で部分浴の実験をする。龍神村では全身浴の効果を検証する。村内の25~70歳の平均55歳の女性20人に2週間毎日温泉に入浴してもらい、肌の状態の変化などを調べるという。

こうした結果をバスクリンつくば研究所と県立医大でデータ解析し、3月までに報告書を作成する予定。

バスクリン販売管理部の石川泰弘・広報責任者によると、日本の名湯シリーズの入浴剤を1986年から製造販売し、92年から龍神温泉の入浴剤を製造販売している。「これまで温泉地と共同企画で商品開発を行ってきたが、今回初めて湯の成分の科学的検証を行う。龍神温泉の活性化につながれば」と話している。

紀伊民報 2012年11月07日
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=241789